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【メディア掲載】「鶴岡邸」ML モダンリビング No.260 2022年1月号

2021年は、気鋭の建築家 武田清明さんによる建築設計、乙庭が植栽設計をさせいただいた「鶴岡邸」(2021)が、建築の分野で多くの有名誌に掲載いただき、本当にありがたい1年でした。

憧れの雑誌というか、載りたくてもなかなか載れない超オシャレインテリア雑誌 である

ML モダンリビング No.260 2022年1月号にも掲載いただきました。 ^^

 

 

中表紙と特集表紙にも見開きで掲載していただいた上、

「住宅の向かう未来」の芽生えとなる理想を形にした実例5」
の実例トップとして、写真・資料豊富に12ページに渡り紹介されています。

他紙では不完全だった、植物名が詳細に書かれた植栽図や、私 太田敦雄監修による植栽解説も充実している他、鶴岡邸の緑あふれる美しい内観・外観写真もたくさん使われています。

私自身、普段から、「現代の流行りよりも未来を提示する植栽」を目指して植栽を考え・デザインするようにしているので、「住宅の向かう未来」と題された特集に大きく取り上げていただけたのは、本当にうれしいです! 人生の記念になりますね。

 

新建築.onlineのYoutubeチャンネルでも、写真家 浜田昌樹さんによる素敵な動画が公開されていますよ。

本作「鶴岡邸」は、武田さんの独立デビュー作で建築賞「SDレビュー2018」で鹿島賞(グランプリ)を受賞した作品「6つの小さな離れの家」に続いて、乙庭が植栽を担当させていただいた案件です。2019年から設計を開始し、コロナ禍などの影響もあり、工事開始が遅れたり、工期が延びたりなどの影響もありましたが、最終的には激・素晴らしい建築になりました。^^

植栽設計でこのような素晴らしいプロジェクトに参加させていただき、本当に光栄です!

 

詳しくは新建築住宅特集2021年8月号をご覧くださいませ。^^

ちなみに私のサイン入り記念特装版は乙庭オンラインショップでも販売しております。こちらは15冊限定ですのでどうぞお早めに!^^

 

では、ここでひと息、この記事を書きながら聞いているBGMを ^^

ドビュッシー作曲 「前奏曲集第2巻」を、マウリツィオ・ポリーニさんの演奏で。 ^^

 

前奏曲集 第2巻
1) 第1曲 霧
2) 第2曲 枯葉
3) 第3曲 ヴィーノの門
4) 第4曲 妖精はあでやかな踊り子
5) 第5曲 ヒースの荒野
6) 第6曲 奇人ラヴィーヌ将軍
7) 第7曲 月光のふりそそぐテラス
8) 第8曲 水の精
9) 第9曲 ピクウィック卿をたたえて
10) 第10曲 カノープ
11) 第11曲 交代する3度
12) 第12曲 花火

白と黒で~2台のピアノのための3つの小品
13) 第1曲 我が友A・クーセヴィツキーに
14) 第2曲 1915年3月3日に戦死したジャック・シャルロ中尉に
15) 第3曲 我が友イーゴリ・ストラヴィンスキーに
「白と黒で」は、ポリーニの御子息ダニエレ・ポリーニ(Daniele Pollini 1978-)との共演

 

前奏曲集第2巻 第11曲の「カノープ」は、古代エジプトでミイラを作るさいに使われた、内臓を入れる壺です。古代の遺跡がただある様を、長い時間の隔たりだけを感じながら眺めている。そんな雰囲気の「物悲しい」のとはちょっと違う気分を喚起させる曲ですね。

鶴岡邸は、出来上がった瞬間から新築じゃない雰囲気のする建築をめざしていて、実際に既存であった灯籠なども再構築して使っているので、カノープはこの雰囲気に合うなーと個人的に思っています。私がインスタに投稿した鶴岡邸の動画にも使用しています ^^

ポリーニさんの第2巻は、CD発売当初、サントリーホールまで聴きに行った思い出もあり、あえて永遠の名盤ミケランジェリの演奏ではなく、ポリーニ盤にしてみました。

 

「住宅の向かう未来」特集に掲載していただいただけに「鶴岡邸は」、近未来的な環境と建築の共生関係をテーマにした作品です。

未来的な建築の在り方を追求した結果、原初的な楽園のような世界観に回帰した屋上のイメージを手がかりに、本件の植栽計画では、建築の立面を年表のように見立て、1階の庭、2階ベランダ、屋上の植栽をそれぞれ時代の異なる庭の歴史観(20世紀以前、20世紀、21世紀≒旧約聖書に描かれたeden)を表現しています。

建物内部を土で充填された巨大な柱状のコアが貫通しており、屋上に降った雨水を雨樋のように地面に戻し、その水が建築の前にある公園の池に地下でつながるとか、屋上で実る木の実を人間と鳥と虫たちが取り合うといった、建築が地球や環境の循環系の一部として積極的に接続されるイメージに着想を得て造られています。↑は計画の初期段階 2019年5月のコンセプトスケッチです。

2021年6月下旬〜7月にかけて、数回に分けて鶴岡邸の植栽工事を行いました。植栽作業をしていると、前面道路を行き交う近隣の方々から「素敵な建物ですね〜」という好意的なお声をとてもたくさんいただき、工事途中の段階から地域の話題の的になっているのを実感しました。

地域の方々に喜ばしく受け入れていただけることも素晴らしいですし、出来上がっていく過程をも注目される建築って、なかなかないですよね。建築それ自体の力強さに拠るところも大きいのかなと、改めて思いました。

新しい建築のビジョンを提示するような意欲的なプロジェクトに乙庭も参加させていただき、また誌面にも大きく取り上げていただき、武田さん、モダンリビング編集部のみなさま、そして鶴岡邸プロジェクト関係者のみなさまに感謝感謝です。^^

これからも新しい植栽観を世に提示していけるように精進いたします。

 

今日の一冊、

リナ・ボ・バルディ ブラジルにもっとも愛された建築家」(TOTO 出版刊)

和多利恵津子(ワタリウム美術館) (監修) リナ・ボ・バルディ財団

 

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