
(写真:2019409撮影 ツツジ、コデマリ、ヤマブキなどを使用 乙庭副代表 松島作)
つい先日の記事で、2018年末から趣味と勉強もかねて、ピアニストで草月流華道師範でもいらっしゃる笠原智廣先生のお花教室に通い始めたことを書きました。
↑20190409のレッスンでの私の作品。
これまで数ヶ月受けてきたレッスンでは、流派の型に縛られず、生徒が自由にお花を生けて先生に講評とご指導いただく形式が主でした。なので、笠原先生のお教室は、生徒の独創性と自由度を重視するスタイルなのだなと私自身、勝手に思い込んでいたのですが、先生に訊いてみたところ、同じクラスで、別課程で流派の型を勉強して師範を目指すこともできるとのこと!
(写真:2019409撮影 太田作)
ならば、やはり「道」の深みを体得していきたいので、5月からは師範課程を学んでいくことにいたしました。^^
弊社副代表の松島も「師範を目指せるなら学んでみたい!」とのことで、松島も笠原先生に入門することとなりました。てなわけで、私が視野を広げたくて趣味で始めた華道レッスンですが、急遽「華道師範への道」へと新展開です。^^
4月から松島も通い始めまして、初回は体験レッスンということで、自由花を3作品生けました。とはいえ、生け花は全く初めての松島、初回から1作は剣山生けにも果敢に挑戦していました!チャレンジャー気質は乙庭の社風なのかもしれないですね ^^
松島が初レッスンで生けた第1作目がこちら!
初めてとは思えない堂々とした作品ですね ^^
そして、↑写真、初日の3作品めで100点をいただきました!初回での100点はなかなかの快挙なんですよ ^^
(写真:20190129撮影 乙庭新社屋にて)
持ち帰った花材も、翌日にはリアレンジして復習をしていて、勉強熱心な松島でございます(確実に私よりもマジメな性格で偉いっ! )。
ちなみに私がレッスンで使っている花ハサミが、刃までオールブラックの業務用モデルなのですが、教室で「カッコいい!」と意外と好評だったのでご紹介しますね ^^
アルスコーポレーション 業務用花はさみフルール(ブラック)
楽天市場
見た目だけでなく使い心地も良好です。価格もちょうどいい感じではないでしょうか。
お花を習い始めて改めて思ったのは、単体のお花もそれぞれが既に美しいものですが、華道は、それらを統合して世界観を表現する「芸」と、美的バランスを作り出す「術」が織りなす空間演出の体系なんですよね。
もう少しメタな視点で花を生ける行為を抽象化してみると、「美意識を研ぎ澄ませて、表現としてアウトプットする」ってことなので、園芸にも建築にも、料理や部屋のしつらえなど、生活全般に応用できる智慧だと思います。頭に思い描いた「美しい」を具現化できる能力。カネやモノでは満たせない質の「人生の豊かさ」を与えてくれるものだと思います。
師範を目指して、「道」を深めていくとなると、凛とした集中力も養えますし、得られる学びや思考力は人生のいろんな場面で使えるチカラになりますよね。
趣味で習い始めた華道ですが、これからは、楽しみながらもより深度を増して、「華道師範への道程」をレポートしていきたいと思います ^^
「求道すでに道である」
(宮沢賢治 詩人・作家 1896 – 1933)
私、ACID NATURE 乙庭 太田敦雄の著作本、
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