
(写真:2019508撮影 現在塗装中の乙庭新社屋3階ラウンジの床面と共に)
2019年4月から私と乙庭副代表の松島ともども師範への道を歩み始めた、草月流生け花のレッスン記録です。^^
今回は待望の教科書が届きまして、これまでは自由に3作品を生けていたレッスンから、自由花と教科書に沿った型生けの練習も織り交ぜたレッスンスタイルとなりました。
↑20190507のレッスンでの私の自由花2作です。
息抜きで先生がご用意してくださった「王タレ」という繭のような神秘的なお菓子もいただきがら、楽しく、そして緊張感も持って臨みました。
もう1作、教科書に添って剣山を使った型生けも練習しましたが、世阿弥がいうところの「秘すれば花(※)」でしょうか。仕掛けや法則が分からないところにも美しさの本質があるようにも思うので、型生けについては詳細は述べないでおきますね ^^
※出典 世阿弥「風姿花伝」
(写真:2019507撮影 松島作)
同レッスンでの松島の作品がこちら↑。^^ 同じ花材を使って自由に生けた作品ですが、花器の選択や生け方で、私と松島の作品でも違った個性が見えてきますね♪
教科書を読み始めて、「なるほど」と思いましたが、これが「いけばなはいけた人のもの」ということなのでしょう。同じ花が、各人のフィルターを通って、自然界とも植栽とも違ういろいろな世界観に再構成される妙味ですね。
「生け花」は、根から切り離されて「すでに死んでいる」花を素材とした、ある意味刹那的な美の表現ですよね。お花レッスンに通うようになって、毎回の自分の作品、他の生徒さんの作品、すべてに一期一会を感じるようになりました。これと同じ生け花には2度と出会わないんだなと思いながら花を見る機会が増えたというか。
そんな、ちょっと凛とした気持ちで植物を見るだけで、観賞・観察の深度がぐんと増しますよね。これは、分野を問わず創造的な審美力を養う面でも大きな学び・鍛錬になるなと改めて思いました。^^
引き続き、精進して参ります ^^
「植物は自然のものですが、『いけばなはいけた人のものである』」
(勅使河原茜 草月流第4代家元)
今日の一冊
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