
2019年7月に乙庭新社屋に引っ越してきて、とはいえ、仕事の合間を見ながら屋内の彩色塗装と屋外の見本植栽をちまちま進めているので、新社屋の完成お披露目はまだ先になりそうが、いろんなことを毎日少しずつ進めているので、日々の細々した進化のことも書いています。 ^^
新居(=新社屋)生活では、ちょっとお値段の張る家具や家電については、毎月一点を目安に買い揃えています。前回12月はオフィス使いのバランスボールチェア Jellyfishchairのことを書きました。
今回は、2020年1月のお買い物、ネブライザー式アロマディフューザーについて書きたいと思います。年明け早々に買って、とても効果が高くて、香りのあるライフスタイルに大活躍しています。^^

そもそも、「ネブライザーって何?」って思いますよね。私もリサーチしていく中で疑問に思って、調べてみたところ、液体の薬剤を霧状にし噴霧する装置のことでした。耳鼻科で薬液を鼻から吸入するときに使われている機具と同じ気化方式ですね。
ネブライザー式アロマディフューザーは、エッセンシャルオイル(私は実用的には精油を希釈して使用しています)をそのまま気化させるので、噴霧される香り強度が高いのが特徴です。
その分エッセンシャルオイルの消費量が多いからランニングコストが高くつくという情報も散見されますが、上手に使えばそんなにコストフルではないと思います。
ドイツのアンサンブルグループ「セクエンツィア」の女性歌唱と古楽器演奏による、中世の女性作曲家ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの曲集「Symphoniae」です。
【収録曲】
※タイトル日本語訳は1990年代に発売されていた日本盤より
では、ネブライザー式アロマディフューザーの話に戻ります。
今回、私が導入した「ENERG e’s Memory アロマディフューザー」は、文庫本より小さいコンパクトサイズながら、17畳以上の広さで2層吹き抜けの天井高がある新社屋のリビングルームでも、1時間程度稼働させれば部屋全体にほんのり芳香が漂い、いい感じで過ごせます。
乙庭新社屋では、実際の運用としては1日4時間程度使用しています。
上写真のような、コンパクトかつなんだかお洒落な箱入りで届きました。内容物は下写真をご参照ください。
ちなみに、乙庭新社屋は、銀色の壁天井に床のグラデーション着彩の色が幻のように映り込むのがコンセプトの建物なので、家具や家電も床色をリフレクトするメタリックなものを導入するようにしています。このディフューザーもキレイに色が写り込んでいますね。
取り扱い説明書の日本語がかなり「Made in China」な感じで、文章が分かりにくい部分もありましたが、組み立て自体はいたって簡単でした。
本体後ろにUSBケーブルを接続、もう片方を電源プラグとつなぐだけですね。コンセントにつないでいる間に本体内蔵電池でも充電がなされるので、コードを外して別の場所でコードレス使用することも可能です。
ON-OFFをはじめ間欠噴射のタイマー設定もできるので、付けっ放しにならずエッセンシャルオイルも無駄に消費せず安心です。上の写真を例にとると、60秒間噴射 – 10秒休みを繰り返し、60分で電源OFFになる設定。
本体上部の黒い半円形部分が取り外しでき、内部に10mlのアロマボトルをセットする仕組みです。
コードレスで何時間使えるかはまだ試していませんが、広い部屋でなければ比較的短時間で香りが満ちてくるので、基本は電源接続使用で、たまに別部屋で短時間コードレス使いする分には不便はないかと思います。
メリットばかりではなく、ちょっと問題になり得る点についても書いていきますね。
まず、稼働音がやや大きいです。メーカーによると動作音は60db前後ということで、私が思いつくところで例えていうなら、昔の扇風機の風切り音くらいという感じでしょうか。個人差あるでしょうが、「うるさい」と感じる方がいてもおかしくないレベルだと思います。
私の体感レベルでいうと、就寝時や集中して音楽を聴きたいときに着けてると、雑音としてちょっと気になる程度。朝の瞑想タイムには稼働させてているので、私個人的にはごく短期間で慣れました。静かに安眠したい場合は、ディフューザーを就寝前に稼働し、香りを漂わせてからスイッチOFFして眠るのが得策かと思います。
次に、私が使っている個体は問題ありませんでしたが、商品レビューを見る限りだと、付属のアロマボトルをセットしたときに真っ直ぐに取り付けられないとか、液漏れするなどの初期不良が見られるようです。商品到着したら最初に、上写真の左側パーツに問題ないかよく確認した方が良さそうです。
そして、もう一つ。いかにも「Made in China」な取り扱い説明書の日本語がやや怪しく、説明文の内容も、かゆい所に手が届かず不十分です。説明書では不明な点・矛盾している点を使用者が自分で解明していかなくてはいけないのは、一般向けの取り扱い説明書としては不親切と思いました。
今回 私は、自身で自室の香りを演出したいと思い、既成で調合されているミックスアロマオイルではなく、複数のエッセンシャルオイルを自分で調合してオリジナルの香りライフを楽しむために、このディフューザーを購入しました。
ネットで調べたりすると、ネブライザー式のディフューザーは「エッセンシャルオイルをボトルのままセットして使う」という記述があったりして、それだと、「複数のエッセンシャルオイルをマイ調合するのは難しいのではないか?」とか「原液のエッセンシャルオイルをそのまま揮発させるとしたら、大量にエッセンシャルオイルを消費することになり、随分とランニングコスト高くつきそう」とか、いろいろ疑問点や不安も浮かびましたが、まぁ、試してみないと分からないなと思い、まずは購入して一歩を踏み出しました。
さらに、商品が届いてみたら、取り扱い説明書には「エッセンシャルオイルは水溶性のものを使ってください」とあり、そもそもエッセンシャルオイルは親油性・脂溶性なので、使い始める前の印象としては、とても矛盾も感じました。
結果、私なりにいろいろ工夫をして、疑問に思っていた諸問題はうまく解決でき、快適に使用できるようになり、製品の性能自体にはとても満足しています。
しかし、上手に運用しないと、たしかにエッセンシャルオイルの消費量は多くランニングコスト高になりそうですし、特にオリジナルのブレンドと香りを楽しみたい場合は、添付の取り扱い説明書だけでは、私的には説明不十分と思いました。
あっ、記事がとても長くなってしまったので、この辺で一区切りとし、続きは別記事にて、私なりに工夫した本品の運用法を書きたいと思います。
次回記事では、「乙庭版のネブライザー式ディフューザー用エッセンシャルオイル分量バランスと作り方」と、「乙庭版 ある日のルームフレグランスブレンドレシピ例」をご紹介したいと思います。 ^^

「創意工夫し、自分だけのものをつくれ。」
(釜本邦茂 1944 – )
今日の一冊
〈香り〉はなぜ脳に効くのか アロマセラピーと先端医療 (NHK出版新書)
脳科学から見た嗅覚のメカニズムから、香りが人体に及ぼす作用からみたアロマセラピーのサイエンス、そして予防や治療の面で研究が進んでいるメディカルアロマセラピーに至るまで、アロマの医療的応用についての最新知見が分かりやすく解説されています。なんとなく「心地いいから」「癒されるから」という感覚的な理由で使っていたアロマに対して、より体系的な科学として理解することができる一冊です。心身ともに健康に暮らしていきたいなと考える時、アロマも、より根拠を持って処方的に考えられると、賢く楽しい生活スタイルになりますよね。^^
私、ACID NATURE 乙庭 太田敦雄の著作本、
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