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【ライフスタイル】乙庭版 ネブライザー式アロマディフューザー用の運用レシピ

2019年7月に、乙庭は、以前の店舗があった群馬県高崎市から、お隣の前橋市にある、私の実家をフルリノベーションした新社屋に引っ越しました。新社屋1階が乙庭SHOP兼オフィス、2階が私の住居兼乙庭のエグゼクティブオフィスフロアー、3階が私のプライベートスペースになっています。

新社屋では植物のことだけでなく、植物に関連した生活スタイルや、庭や建築・インテリアなど空間的なこと、健康や知性につながる生活習慣のことなどなど、いろいろ書いています。

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#日々の暮らし方🤗✨ 屋内の#アロマスケープ を自作調合でデザインしたくて、#ネブライザー式アロマディフューザー で#日々の香り を試しながらお気に入りのブレンドを模索しています😊✨ この冬は、#パインニードル の森林浴的かつちょっとパンチのある香りが気分で、パインを軸に数種の香りをブレンド調香していました。 ここ数日は、同じ針葉樹でもまったく雰囲気の違う#アトラスシーダー をキーにして日々の変化を楽しんでいます😊✨ 新社屋のシンボルツリーは#アトラスシーダーグラウカペンデュラ なので、庭とも繋がるでしょう!✨ ・ 現在、アロマテラピーインストラクターのお勉強中ですが、資格とかビジネスとか関係なく、普通に自分の生活にアロマをとり入れるだけでも気持ち豊かになりますね😊✨ ・ #aroma #aromatherapy #アロマセラピー #アロマディフューザー #香りのある暮らし #香り好きな人と繋がりたい #香り #アロマライフ #アロマライフスタイル #日々の暮らし #日々の暮らしを楽しむ #生活を楽しむ #生活を彩る #アロマ男子 #アロマ男子向けブレンド#アロマテラピー

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今回は、1月のお買い物アイテム、ネブライザー式アロマディフューザーの続編です。

ネブライザー式アロマディフューザー、とてもアロマ拡散効果が高く、気に入っているのですが、すでに調香されている市販のミックスオイルを使って運用すると、自分オリジナルの香りを楽しめないのと、毎回オイルをボトル買いして直付けしているとランニングコストがかなり割高になります。

そこで、私なりに工夫して、お気に入りの精油を数本常備しておけば、日々、自分の気分や体調に合わせて調香でき、ランニングコストを抑えて日常使いしやすいエッセンシャルオイルレシピを考案し、自分仕様にカスタマイズした形で利用しています。

そのレシピで購入後は問題なく使用できているので、私が実践している方法について書いてみたいと思います。あくまで私のオリジナル実験レシピなのでご参考まで。自分だけの香り空間を楽しみたいなと思っている方々へ、ヒントになれれば幸いです。

実際、私自身が試してみて、半月程度、全く問題なく快適に使えていますが、メーカーが推奨する使い方からは逸脱している部分もあります。実際に試す場合は自己責任でお願いいたします。ディフューザー故障などについては、一切責任負いませんのでご了承ください。

前回とカブりますが、私が購入したネブライザー式アロマディフューザーはこちら↓です。

 

 
そして、上写真が本品の取扱説明書の抜粋です。
ピンクのマーカー部分、「エッセンシャルオイルは水溶性のものを使用してください」とありますが、そもそも原液のエッセンシャルオイル(精油)は、厳密にいうと「油」ではないですが、性質的には親油性・脂溶性なので、文章自体に矛盾があるように思え、ここでちょっと引っかかります。それに続いて無水エタノールで精油を希釈してもよい旨が記載されています。エタノールは水溶性で、かつ精油も溶けるので、エタノール希釈した精油のことを「水溶性のエッセンシャルオイル」と言いたいのかな、ということになりますが、写真の取扱説明文では、一般の方には理解しにくいと思いました。

 
そして、希釈倍率の エタノール:精油=1 : 1は、かなり濃いです。本品に付属のボトルは10mlですが、半分の5mlの精油を1回で使用するとなると、たとえば、ごく一般的に人気の高いベルガモットやゼラニウムでも10ml入り瓶で¥500~1000くらいしますから、1瓶を2回で使ってしまう計算です。

ちなみにエタノールと精油 1:1で希釈して試してみたところ、揮発がとても早く、3時間程度で10ml使いきってしまいました。乙庭では、1日4時間程度ディフューザーを稼働させるので、1日で精油代¥500前後かかる計算になります。価値観は人それぞれですが、私個人としては毎日続ける固定費としてはコストフルと思いました。

 
続いて、水色のマーカー部分、「故障の原因になるので精油に水を混ぜないでください」の一文。上で「水溶性のエッセンシャルオイルを使用してください」といいつつ「水を混ぜないで」といわれると、一瞬「どうしたらいいの?」って感じになりますよね。精油を水で直で希釈すると、脂溶性の精油は溶けないで分離してしまうため、上澄みの濃い精油がノズル詰まりの原因になるということなんですよね。でも、この取扱い書の文面だけでは、とても矛盾しているように感じられてしまいます。

なので、精油をいったんエタノールで希釈し、それを水でさらに希釈して試してみることにしました。分量はかなり違いますが、手順としては古典的なオーデコロンの作り方にヒントを得ています。少し水を加えることで、エタノールだけで希釈したときよりも格段に液減りのスピードが下がり、香りを保ちつつ、長時間楽しめるようになりました。いろいろ分量バランスを試した結果、現時点では下記のレシピで使用しています。ご参考になれば幸いです。
※メーカー推奨ではない使用法になるので実際お試しの場合は自己責任にてお願いいたします。

【乙庭版 ネブライザー式ディフューザーの希釈エッセンシャルオイル分量(10ml)】

 

「材料」
無水エタノール(薬局で普通に購入可能) 6ml
お好みのエッセンシャルオイル(精油) 1.5ml (30滴)
水(精製水なら尚良し) 2.5ml
「作り方」
・無水エタノールにエッセンシャルオイルを入れてよくまぜる。
・かきまぜながら水を少しずつ加えて希釈する(乳化して白濁しますが問題ありません)
※軽量には10mlのメスシリンダーと30、50mlの小さいガラスビーカーがあると便利です。
※かきまぜにはガラス棒の使用が王道かと思いますが、私個人としては竹串や割り箸で十分です。
※香りが弱いと感じるようでしたら、適宜精油量を増やし、その分、水とエタノールを減量します。
こう書くと元も子もないかもしれませんが、慣れてしまえば目見当でも大丈夫です。希釈オイル作りはあくまで手段であって、目的は、負担なく香りライフを楽しみ・継続することなので。 ^^
上記の分量で、1日4時間の使用で3日以上使えます。4時間×3日=12時間と考えて、エタノール単用希釈よりも持続時間4倍になりました。一方、精油原液の使用量は2倍希釈の30%に減らしています。
1時間あたりの精油使用量に換算すると、2倍希釈のときと比較して7.5%の量で香りライフを楽しめます。およそ13.3倍の精油節約になりますし、ほぼ週2ペースで香りをチェンジできるので、これならコスト的にも作業的にも負担が軽く、且つ単調な香りに飽きることなく毎日続けやすいかなと思います。
ではここでひと息、今日のBGM。今、この記事を書きながら聴いている音楽を紹介します  ^^

アイスランドのポストクラシカル・あるいはエレクトロニカの作曲家、オーラヴル・アルナルズさん Ólafur Arnalds)のアルバム「Re:Member」(2018)とそこからのシングル2枚「Re:Member – Choir Versions」(2019)、「Re:Member – string quartets」(2019)をひとつのプレイリストにしてシャッフル再生しています

 

【収録曲】(アルバム「Re:member」)

01. re:member
02. unfold
03. saman
04. brot
05. inconsist
06. they sink
07. ypsilon
08. partial
09. momentary
10. undir
11. ekki hugsa
12. nyepi

前回記事の音楽で、中世ドイツの女子修道院長で薬草学者、そして作曲家であるヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)を紹介しました。

 

これに関連して、今回は現代における「祈り・瞑想」的な音楽として、北欧のポストクラシカルミュージック作家 オーラヴル・アルナルズさんの盤に注目してみました。アルバムの「Re:member」は、年代物の自動演奏ピアノと電子音や弦楽などを組み合わせた深く・内省的な1枚で、これだけでも素晴らしいのですが、シングルでリリースされている「Choir Versions」「string quartets」が、まさに950年以上の時の隔たりを超えてヒルデガルト・フォン・ビンゲンのような精神世界を体現しているように思えました。

 

1o98生まれのヒルデガルトと1987年生まれのオーラヴル・アルナルズさん、併せて聴いてみてもとても面白いと思います。
残念ながら「Re:member」からのシングル2枚の方はデータでしか発売されていないようで、私はApple music で聴いています。

では、ネブライザー式アロマディフューザーの話に戻ります。

前半では、水溶性のエッセンシャルオイルの配合を書きましたが、さらに気になるのが香りの内容ですよね。私は日々の気分や体調に合わせて毎回調合を変えているので、固定の調合のレシピはなく、その都度オリジナルレシピを考えるのも楽しみのひとつにしているのですが、とはいえ、何かしら実例があった方が取っ掛かりとしてはイメージしやすいと思うので、ある日の乙庭調香レシピを2例ご紹介したいと思います。^^

【乙庭のとある1日。1.5ml(30滴)の香りレシピ1】

 

・パイン 5滴
・フランキンセンス  6滴
・ジュニパーベリー  6滴
・クラリーセージ  4滴
・真性ラベンダー  5滴
・ローズゼラニウム 4滴

 

この冬お気に入りで使用しているのがパイン。松の球果、いわゆる松ぼっくりから採れる精油で、平たくいうと松ヤニの香りですが、アロマとして使うと結構主張のある「針葉樹林」な気分を演出してくれます。

 
パイン(エッセンシャルオイル)

上記レシピですと、パイン、フランキンセンス、ジュニパーには、樹木系の精油に含まれる αピネンという芳香成分が多く、森林浴に似たリラックス効果を与えてくれるんですね。
そこにラベンダーやクラリーセージをプラスして、森一辺倒にならない複雑なニュアンスを加えつつ、全体的には鎮静度の高いレシピにしています。そこに華やかなゼラニウムで静まった気分の水準を一段上げるイメージです。
ちなみにローズゼラニウムは、単用で使っても華やいだ気分と落ち着きの両面に効いて、比較的強く長く香りが持続するので、まず精油をひとつ買うならファーストチョイスにおすすめです。

 
ローズゼラニウム(エッセンシャルオイル)

部屋の空間が広いこともあり、パインをはじめクラリーセージやゼラニウムなど、比較的強く香るものを何種類か配合するのが、乙庭レシピのポイントになっています。逆に、一般的に人気の高いオレンジやベルガモットなどの柑橘系の香りは、超トップノートで香りの減衰が早く、私的には、常に香らせたい新社屋の常用フレグランスとしては少し使いにくいかなと感じています。

 

【乙庭のとある1日。1.5ml(30滴)の香りレシピ2】

 

 

・シダーウッドアトラス(アトラスシーダー)8滴
・フランキンセンス  7滴
・プチグレン 5滴
・マジョラムスイート 5滴
・ローズゼラニウム  5滴

 

パインとは違う針葉樹系の香りを演出してみようと思って作ってみたアトラスシーダー系のブレンド。アトラスシーダーは樹木というよりは少しスパイシーだったりフローラルな雰囲気も感じさせます。

 
アトラスシーダー(エッセンシャルオイル)

アトラスシーダーはβ-ヒマカレンという抗アレルギー性成分を多く含んでいて、花粉症対策にもよいと注目されていますね。アトラス「シーダー」といいますがスギではなくマツの仲間です。
プラス、フランキンセンスのα-ピネンで森林浴的鎮静効果を。ビターオレンジの枝葉から採れるプチグレンの樹と花の中間のような香りをスパイス的に効かせて、花ではないけれどフローラルに近い甘く華やかな香りが特徴のマジョラムとゼラニウムでアトラスシーダーの雰囲気をさらに盛り上げるイメージです。ちなみ乙庭新社屋の玄関前シンボルツリーはアトラスシーダー・グラウカ ‘ペンデュラ’ なので、屋内空間の香りの演出と屋外の植栽を多領域的に結びつけることもできますね。 ^^

 

 

「過去のアイデアなり解決法を、目の前の問題と結びつけてアレンジすること。

そいうった柔軟性こそがアイデア力のある人、ない人の大きな分かれ道だと思います。」

(中野信子 認知神経科学者、脳科学者 1975年 – )

 

今日の一冊

『アート』と『サイエンス』の両面から深く学び理解する 香りの「精油事典」(BABジャパン刊)

アロマセラピーで用いられる主だった精油について、科学的な成分構成や効能についての解説が詳しくなされており、かつエビデンス一辺倒ではなく、実用的な精神的・身体的な使用法も提案されています。男性読者としては、本文中のイラストがたいへん女子女子していて、少し気恥ずかしい感じもしましたが、内容的には、類書の中でもとても充実していてよいなと思いました。

 

私、ACID NATURE 乙庭 太田敦雄の著作本、

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