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【メディア掲載】「鶴岡邸」新建築住宅特集2021年8月号

気鋭の建築家 武田清明さんによる建築設計、乙庭が植栽設計をさせいただいた「鶴岡邸」(2018)が、新建築住宅特集2021年8月号 特集「庭」に掲載されました。 ^^

なんと表紙! 本紙面でも「鶴岡邸」関連記事14ページ、巻末特集「現代の造園家6人」で、私 太田敦雄の紹介記事を3ページに渡り大きく取り上げていただきました。^^

新建築住宅特集は毎年8月号が「庭」特集なのですが、今回初めて掲載していただき、初登場で表紙および誌面でも大々的に取り上げていただき、本当にうれしいです! 人生の記念になりますね。

 

新建築.onlineのYoutubeチャンネルでも、写真家 浜田昌樹さんによる素敵な動画が公開されていますよ。

本作「鶴岡邸」は、武田さんの独立デビュー作で建築賞「SDレビュー2018」で鹿島賞(グランプリ)を受賞した作品「6つの小さな離れの家」に続いて、乙庭が植栽を担当させていただいた案件です。2019年から設計を開始し、コロナ禍などの影響もあり、工事開始が遅れたり、工期が延びたりなどの影響もありましたが、最終的には激・素晴らしい建築になりました。^^

植栽設計でこのような素晴らしいプロジェクトに参加させていただき、本当に光栄です!

 

詳しくは新建築住宅特集2021年8月号をご覧くださいませ。^^

 

では、ここでひと息、この記事を書きながら聞いているBGMを ^^

オリヴィエ・メシアン作曲 「幼子イエスに注ぐ20の眼差し (Vingt Regards sur l’Enfant-Jésus )」を、作曲者の妻であり本曲を献呈され初演したピアニスト、イヴォンヌ・ロリオ=メシアンさんの演奏で。 ^^

 

1. 父の眼差し

2. 星の眼差し

3. 交換

4. 聖母の眼差し

5. 子を見つめる子の眼差し

6. それに全ては成されたり

7. 十字架の眼差し

8. 高き御空の眼差し

9. 時の眼差し

10. 喜びの聖霊の眼差し

11. 聖母の初聖体

12. 全能の言葉

13. 降誕祭

14. 天使たちの眼差し

15. 幼子イエスの接吻

16. 予言者たち、羊飼いたちと博士たちの眼差し

17. 沈黙の眼差し

18. 恐るべき感動の眼差し

19. 我は眠っているが、私の魂はめざめている

20. 愛の教会の眼差し

 

では、「鶴岡邸」の話題に戻ります。

建築も植物も既存のリソースを活用して再構築したリノベーション案件だった「6つの小さな離れの家」に対し、本作「鶴岡邸は」、近未来的な環境と建築の関係をテーマにした作品です。

未来的な建築の在り方を追求した結果、原初的な楽園のような世界観に回帰した屋上のイメージを手がかりに、本件の植栽計画では、建築の立面を年表のように見立て、1階の庭、2階ベランダ、屋上の植栽をそれぞれ時代の異なる庭の歴史観(20世紀以前、20世紀、21世紀≒旧約聖書に描かれたeden)を表現しています。

建物内部を土で充填された巨大な柱状のコアが貫通しており、屋上に降った雨水を雨樋のように地面に戻し、その水が建築の前にある公園の池に地下でつながるとか、屋上で実る木の実を人間と鳥と虫たちが取り合うといった、建築が地球や環境の循環系の一部として積極的に接続されるイメージに着想を得て造られています。↑は計画の初期段階 2019年5月のコンセプトスケッチです。

 

 

乙庭が植栽を担当させていただいた武田さんの前作「6つの小さな離れの家」は新建築住宅特集2019年2月号「リノベーション特集」で表紙掲載されています。ちなみに「6つの小さな離れの家」の植栽計画は、日本ガーデンセラピー協会主催「第1回 みんなが笑顔で元気になる! “花・緑・庭” コンテスト」でグランプリを受賞しております。ご興味ありましたらこちらもぜひ併せてご覧くださいませ ^^

 

そんなこんなで、数回の建築設計の変更やそれに伴う植栽設計の大幅変更などの紆余曲折を経て、2021年6月下旬〜7月にかけて、数回に分けて鶴岡邸の植栽工事を行いました。植栽作業をしていると、前面道路を行き交う近隣の方々から「素敵な建物ですね〜」という好意的なお声をとてもたくさんいただき、工事途中の段階から地域の話題の的になっているのを実感しました。

地域の方々に喜ばしく受け入れていただけることも素晴らしいですし、出来上がっていく過程をも注目される建築って、なかなかないですよね。建築それ自体の力強さに拠るところも大きいのかなと、改めて思いました。

新しい建築のビジョンを提示するような意欲的なプロジェクトに乙庭も参加させていただき、また誌面にも大きく取り上げていただき、武田さん、新建築住宅特集編集部のみなさま、そして鶴岡邸プロジェクト関係者のみなさまに感謝感謝です。^^

 

これからも新しい植栽観を世に提示していけるように精進いたします。

 

「人と他生物が、私とあなたという二人称的な関係で、直接触れ合い、

恵みをありがたいと思える距離感で送れる生活、ただそれをつくりたかった。」

武田清明(建築家 1982 – )

 

今日の一冊、

大地の建築 アンサンブル・スタジオ」(TOTO 出版刊)

アントン・ガルシア=アブリル、デボラ・メサ(著)

 

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