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チューリップ ロココ Tulipa ‘Rococo’

今回は、春の陽気さとは対極にあるようなグロテスクな雰囲気に思わず釘付けになってしまう、禁断の魅力がある チューリップ ロココ Tulipa ‘Rococo’ をご紹介します (写真:20160421~20160424)

20160428 チューリップ ロココ7

ロココは、パロット咲きのチューリップの中でも旧くから知られている有名品種です。チューリップは毎年華やかな品種がたくさん紹介されていくので、ロココのように異端的で旧い品種は、今日では好んで植えられることはあまり多くでしょう^^; が、乙庭的には、本種がツボミ~咲きかけの頃に見せるなんともいえないグロテスクな様相や微妙な色合いに、いつも美とか醜さの概念を揺さぶられ、なんだか思い入れの深い品種です。チューリップは、とても華やかですが、ピーク期間は短いですし、花後の球根肥培や掘り上げも今の乙庭の庭管理のコンセプトに合わないので、ここ数年は植えていなかったのですが、今期は、あくまで一年草扱いと割り切って久しぶりに植えてみました。やはりロココの鬱色のツボミ~毒々しい赤があふれ出してくる開花の挙動には感慨深いものがありますね。

20160428 チューリップ ロココ4

開花が進むと本来の赤花らしい色合いとなりますが、花弁外側のなんとなく赤黒みや花弁縁のほつれや縮れ、黄緑や黄色のヘンな挿し色など、なんだか狂ったグロみ満点です。とても個性的なのでなにかと敬遠されがちの品種ですが、ダークなカラーリーフや不思議造形のユーフォルビアの花などとは違和感なく合いますね。

20160428 チューリップ ロココ2

(写真右上より時計回りに)

ロココ Tulipa ‘Rococo’
赤葉ツツジ Rhododendron cv.
カレックス フラゲリフェラ Carex flagellifera
ダシリリオン ウィーレリー ペイソンジャイアント Dasylirion wheeleri ‘Payson Giant’

 

美しいものの中には、あまりに完成されているより、荒削りのままのほうが、はるかに精彩を放つものがある。 
フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー (Francois VI, Duc de La Rochefoucauld 1613 – 1680)
 

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